茨木巡検を実施しました(その4)

茨木巡検を実施しました(その3)」からの続きです。

いよいよ元茨木川と現茨木川が交わる地点に到着です。かつて茨木川は北西から東流してきた流れがこの地点で大きくカーブして南に流れていきましたが、現在はカーブせずにまっすぐ流れています。そしてその先で、茨木市内を流れるもう1本の大きな川である安威川と合流しています。詳細については茨木市史などに譲りたいと思いますが、この茨木川の流路変更と安威川との合流工事を行った理由としては、昔からたびたび悩まされてきた水害への対策が挙げられます(写真はクリックすると大きくなります)。

「安威川茨木川合流の碑」、写真の左側に現在の茨木川が流れています(6/2朝の回)
碑の後ろ側には、茨木川・安威川の合流に関する経緯が説明されています(6/2昼の回)

眼前に広がる倉庫地帯を見ながら、大きな道路の高架下を通るなどして、安威川のほうへ向かいます。以下の写真の安威川はまっすぐ流れていますが、「その1」に載せた地図を注意深く見比べると、実は安威川も流路変更が行われたことがわかります。

安威川の上流側を望む(6/2夕方の回)

流路変更後の安威川旧河道は、現在西河原公園として整備されています。スリリングな滑り台をはじめとする遊具が置かれているほか、部分的には水の流れが残され、ホタルの観察などもできるようになっています。

かつて河道だったことがうかがえるものの1つ(5/1下見)
滑り台を見るやいなや(6/2朝の回)
大いにはしゃぐ大学生(6/2朝の回)
水の流れも生かした遊歩道エリア(6/2昼の回)

西河原公園をあとにし、コイがいる用水路や農地の間を縫うような細い道を通しながら、ゴール地点のJR総持寺駅(2018年3月開業)に到着しました。その後、希望者には阪急総持寺駅まで案内しました。参加したみなさん、おつかれさまでした。

コイがいる用水路(5/8下見)

ちなみに、6月2日、3回目の巡検を終えて阪急総持寺駅で撮ったスクリーンショットがこれです(^^;)

過去最長(最多)、かもしれない。

(以上で「茨木巡検」シリーズは終わりです。お読みいただき、ありがとうございました。)

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