2018年7月23日(月)~29日(日)30日(月)、ドイツに行っていました。主な目的は、ケルンで開催されたThe 5th Global Conference on Economic Geography(GCEG 2018;第5回国際経済地理学会議)に参加し、ポスター発表を行うことでした。とりあえず、現地で撮った写真を先に出しときます(Instagramのフィード)。その下に、ごく簡単な出張記録を残しておきたいと思います。
往路便
23日(月)、KLMオランダ航空の関空→アムステルダム(スキポール)便(KL868便)に搭乗。ほぼ満席。どこまで行ってもロシア・・・。機内食1食目はチーズバーガーか和食かの選択。「チーズバーガーはもうないかも。和食ならすぐ食べれるよ」と言われたので、和食(魚の竜田揚げ)をチョイス。2食目は1択で、チキンのクリームパスタ。どちらもまあまあだった。関空を出発してから約12時間、スキポール空港に到着。長かった・・・。
アムステルダムから、KLM Cityhopper(KLMオランダ航空の子会社らしい)のKL1861便でドイツのデュッセルドルフへ。空港のゲートを通った後1階に下りてバスに乗り、少し離れた場所まで移動。乗り込む飛行機はエンブラエルの2×2列のジェット機・・・って、まるで伊丹から隠岐へ行く気分(笑)。飛行機がなかなか動き出さないので、外を眺める。私の席からは荷物の積み込み作業が見え、一連の作業を眺めながら嫌な予感がする。30分ほど遅れて出発し、1時間弱のフライトでデュッセルドルフ空港に到着。
ロストバゲージ
嫌な予感は的中。スーツケースは出てきたが、ポスターを入れたケースが出てこない。なんとか受付窓口にたどり着き(先客が数組)、順番が回ってくるまでかなり待ったが、拙い英語でなんとかやりとりし、ケースが空港に到着したら(後で調べたら、どうやらスキポール空港で取り残されていたらしい)、ホテルまで届けてもらえることになった。
デュッセルドルフからケルンへ
空港から、スカイトレインというモノレール(?)に乗ってデュッセルドルフ空港駅へ。そこから2階建ての赤い電車に乗ってケルンへ。改札がないので大いに戸惑った。ケルンメッセ/ドイツ駅やライン川の上(橋の途中)でしばらく停車するというロスはあったが、現地時間の20時過ぎ(日本時間では27時過ぎ)にやっとケルン中央駅に到着。まだ明るい。駅からホテルまで徒歩20分ほどだが、スーツケースを引きずって歩く気力がなく、市内を走っているライトレール(シュタットバーン)に乗って最寄りのPoststraße駅で降り、5分ほど歩いてやっとこさホテルにチェックイン。
GCEG 2018
会場はケルン大学。O大学のT先生やKさん(伏せ字にする必要あるか?)とホテルが同じだったので、一緒に会場まで歩くことに。しかし、ケルンも日中35℃前後まで上がって暑かった・・・。一般セッションは普通の教室で行われたが、Plenary Sessionが行われた会場は本格的なコンサートができそうなホールでキョロキョロしてしまった(^_^;)
ポスターセッションは26日(木)。前日に無事ポスターがホテルに届き、発表キャンセルという最悪の事態は回避。ポスターセッション用の部屋はなく、メイン会場の1階ロビーにパネルが用意されそこに掲示するかたち。発表タイトルは「Research」のページを参照してください。
帰国へ、のはずが・・・
当初の予定では、28日(土)にデュッセルドルフ空港を出発し、アムステルダムを経由して、29日(日)朝に関空に到着する予定であった。まさか”東から西へ”の台風12号の影響をもろに受けるとは・・・。
出発前日の20時ごろに届いた航空会社(KLMオランダ航空)からの第1報は、朝6:15デュッセルドルフ(DUS)発のDUS→アムステルダム(AMS)→ソウル(ICN)→関空(KIX)便に変更になりましたよというもの。朝6:15発ってまじかよ・・・と思ったけれど、予定より早く日本に着くからまあいっか、と、このときはまだのんきに考えていたのですが・・・。
その後1時間もしないうちに第2報が届き、やっぱりDUS発は18:15になりましたよ、と。そりゃそうだよね、台風が接近していて、フライトが遅れることはあっても、早まるのはおかしいよね。帰国が多少遅くなるのはしょうがない(この時点では29日中に帰れると思っていた)、明日は昼過ぎに空港に行けば余裕だな、と、この時点でも危機感なし。
空港で半日過ごす
28日(土)昼過ぎ、ケルン中央駅を出てデュッセルドルフ空港に到着。チェックイン可能な時間まで待ってカウンターに行ったら、係員から「このフライト、キャンセルになったよ」という信じられない言葉が。さらに、「代わりのフライトを探しているけど、うーん、あなたのケースはcomplicatedで、今日は無理かも。もうちょっと待ってて」と。その言葉を素直に受けてベンチに座って待っていたら、ほどなくしてカウンターから係員が姿を消している! そして、その後再び現れることはなかったのであった・・・。
後から考えれば、この時点でさっさと見切りをつけていれば、もうちょっとマシな選択や時間の使い方ができたように思いますが、私がとった選択はひたすら空港に待機して航空会社からの連絡を待つというもの。しかし、20時を過ぎて店が閉まり始めた時点で、今日はデュッセルドルフに泊まらなければいけないんだと悟り、Booking.comで空港近くのホテル(だと思っていた、予約した時点では)を確保し、移動することに。
眠れない夜、届かない連絡
宿は空港から本当に近く、歩いて10分ほどで到着。ホテルだと思っていた宿はゲストハウスで、自分で鍵を開けて部屋に入るという形式。部屋に入ると、暑い・・・。扇風機はあるけど、クーラーはない・・・。幸いWi-Fiは使えるので、情報収集をしながら寝苦しい一夜を過ごす。
夜が明けたが、航空会社から代替便(代々々替便?)の連絡はまだ来ず。その一方で、成田行きのフライトには残席あり。これはもう関空行きの復路便はキャンセルし、新たに成田便を予約したほうがよいだろうと判断し(遅すぎる)、キャンセルと予約を慌てて済ませ、宿を出て足早に空港へ。やっと日本に帰れる!
1日遅れの復路便(ただし成田行き)
結局、予定より丸1日遅れて、29日(日)のKL1856便でDUS→AMS、スキポール空港で成田行きのKL861便に乗り換え。隣に座った人たちも私と同じ目に遭ったようだった。機内食1食目は豚肉か鶏肉かの選択。私は後者。2食目はスクランブルエッグのようなものとポテトの組み合わせ? 両方ともまあまあ。日付が変わって30日(月)の朝8時半ごろに成田空港に到着。成田エクスプレスとのぞみに乗って、予定より1日以上遅れて大阪に帰ることができました。