「茨木巡検を実施しました(その2)」からの続きです。
茨木神社のすぐ西側には、ゆるやかなカーブを描きながら茨木の中心部を通る川端通り・さくら通りがあります。「その1」に載せた地図を見ていただければ一目瞭然のように、この通りはかつて流れていた茨木川を廃川にしてつくられた道路です。道路沿いの一帯は「元茨木川緑地」と呼ばれており、遊歩道が整備されるなどして市民の憩いの場となっています(写真はクリックすると大きくなります)。
元茨木川緑地を北上します。
JRの線路と交差するところまで来ました。大阪-京都間の官営鉄道は1877(明治10)年に全通しており、当然正式2万分1地形図にも記載されています。元茨木川緑地からちょっと外れたところに、鉄道開通当時から残っているというレンガ造りのトンネル(田中のまるまた)があります。
JRの線路との交差点を過ぎると道は大きくカーブし、田中橋の信号を渡った先からはまちの雰囲気が変わります。かつては大きな工場が立地していた地域でしたが、近年はその特性が変わってきています。
ずっと歩いてきた元茨木川もいよいよ終わり(というよりは、川の流れと逆行してきたのでむしろ始まりなのですが)にさしかかってきました。その続きは「その4」で。