2023年度ゼミ選択について(波江ゼミ)

波江ゼミに興味がある人は「波江ゼミ」のページをお読みください。ゼミ紹介冊子(2023年度教育学研究演習選択案内)には書かなかった(書けなかった)ことも、わりと率直に書いています。

ゼミ説明会のご案内

  • 日時:2022年9月22日(木)12:50~13:00(10分間)→終了しました
  • 場所:612教室
  • 備考:今年度は対面のみです。同時双方向型/オンデマンド型のオンライン配信はありません。

質問対応・面談について

質問はお気軽にどうぞ。簡単な質問でしたらすぐに対応します。メール等でも質問を受け付けています(私のメールアドレスがわからない人はContact Formから連絡してください)。

9月20日以降、面談希望も受け付けます。できるだけ早めに、第3希望まで面談希望日時をお知らせください(なるべく希望に沿うようにしますが、日時の再調整をお願いすることもあります)。面談は対面とZoomのどちらでも対応しますが、Zoomの場合はカメラオンを条件としたいと思います。

ゼミ選択のミスマッチをできるだけ避けるために、波江ゼミに興味がある人とはできるだけ事前(選択申込書提出前)に面談を行いたいと考えています。この段階での面談は選考には影響しませんので(ただし、下記「波江ゼミの選考方法について」は要確認)、波江ゼミを選択肢の1つと考えている人はぜひ面談をお申し込みください。

オフィスアワー(木曜4限)以外でも質問・面談に対応します。対応可能な時間帯は、平日9:00~19:00を原則とします。Zoomであれば夜間でも対応することはできますが、要相談です。

【追記】波江の予定表(関学関係者限定)・・・面談希望日時の検討にご利用ください。→ゼミ選択・選考期間が終了したので非公開にしました。

ゼミ見学について

3年ゼミの見学が可能です(4年ゼミは卒論モードなのであまり参考にならないと思います)。今年度秋学期は火曜5限に627教室にてゼミをやっています。教室変更や休講のときもあり、またキャパの問題もありますので、事前にお問い合わせいただけると助かります。

波江ゼミの選考方法について

「学びのシート」と面接をもとに選考します。「学びのシート」の記入方法や提出期限等についてはゼミ選択冊子を参照してください。

波江ゼミを選択した人を対象に、1次選考期間中に面接を実施します。面接の詳細については、1次選考期間の初日(11/4)に情報を掲示しますので、すぐに確認し対応するようにしてください。

なお、事前(9月下旬~ゼミ選択申込前)に面談を行った人については、1次選考期間中の面接は免除します(希望があれば面接を行います)。つまり、1次選考期間中の面接対象者は「事前に面談を行わなかった人」(+免除者のうち面接を希望する人)となります。

2次選考も行われるかどうかは、1次選考の結果次第となります。

隠岐実習2022 (7) ~第6日目(9/2)~

いよいよ「隠岐実習2022」レポート、最終回です。

といっても、実習最終日は自由行動としたため、書くことがあまりありません(^^;) 私はといえば、隠岐の島町役場にのぎのびハウスの鍵を返却しにいったり、環境課と打ち合わせをしたり(ごみ関係)、お土産を選んだりして過ごしました。

13時にホテルに集合し、ホテルのマイクロバスで空港まで送っていただきました。今回、ホテルの皆様には、私たちを温かく見守ってくださり、何かとお気遣いいただきました。心より感謝申し上げます。

少し早めに空港に着いた理由は、空港周辺を散策したかったからです。空港周辺は公園として整備されており、とても気持ちのよい場所です。岬の先のほうに歩いていくと、大正時代につくられ今も現役の西郷岬灯台があります(今回は時間の都合で行けませんでしたが)。また、滑走路のすぐ近くまで広がっている放牧地には牛が何頭もおり、私たちの心をわしづかみ。一方、牛たちはひたすら草を食み続けていました。

空港ターミナルに戻ってからは慌ただしく出発前の諸手続き。あっという間に搭乗時刻となり、定刻よりやや遅れて15時過ぎに隠岐世界ジオパーク空港を離陸しました。気がつけば(寝てました)、大阪上空。伊丹空港に到着し、今後のことについて少し打ち合わせをした後、解散。5泊6日の現地実習を無事終えることができました。

これまでのレポートの中でそれぞれの日の総括を書いてきましたので、ここに書くことはあまりないのですが、少しだけ全体を振り返っておきたいと思います。まず言えるのは、とにかく学生たちが頑張ったということ。オーバーワークになってしまったという側面もあり、そのことについては私のマネジメントがまずく反省しきりですが、全員の頑張りによっていくつもの山を越えることができたと思います。「あっぱれ!」の一言です。

隠岐実習2022 (1) 」で書いたように、今回の実習はこれまでとは一味違うものになる予感がありました。また、「これまでの実習内容にとらわれず、自分たちのやりたいことにチャレンジしてほしい」という思いもありました。しかし考えてみれば、今回のメンバー全員、隠岐(実習)は初めてであり、そもそも実習参加自体が大きなチャレンジでした。「一味違う」とか「これまでの実習にとらわれない」というのは私にとっての話であって、私自身が新たなチャレンジをするかどうかが問われていたともいえます。その答え合わせ(検証)についてはまたじっくり行いたいと思いますが、隠岐実習としては少しは進化できたのではないかと考えています。

毎回報告書で書いているような気がしますが、実習をやって終わり、参加して終わりではなく、継続性・持続性がとても大事だと思っています。実習に参加した学生に対しては(今回のメンバーだけでなく2019・2021メンバーに対しても)、実習経験を今後の自身の学びや活動、キャリアに活かしてほしいですし、また、隠岐と何らかの形で関わり続けてほしいと思います。担当教員である私の課題は、この隠岐実習で蒔いたタネをいかに育てていくか、です。大言壮語はやめておきますが、隠岐実習をきっかけとして、いつの日か(などと言わずできるだけ早い時期に)、新たなプロジェクトやコラボを生み出していきたいと考えています。

最後になりましたが、実習全体を通して、隠岐で出会った皆様、関西学院大学の教職員の皆様、ラーニング・アシスタント(LA)を担当してくれた3人など、多くの方々に大変お世話になりました。また、今回のメンバーにはいろいろと助けてもらい、楽しい時間を過ごすことができました。ここに記して、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました! そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

隠岐実習2022」レポートはこれにて完! お読みいただき、ありがとうございました。

おつかれさまでした!

隠岐実習2022 (6) ~第5日目(9/1)~

5日目は島前へ! 西郷港8:30発のフェリーしらしまに乗船。隠岐実習としては3年ぶりの島前行き(前回のレポート)。私自身も約2年半ぶりの島前です。

隠岐実習2019のときと異なるのは、今回は学生が主体的に島前行きを決めたという点です。「隠岐実習2022 (1) 」の中で「ゼロベースの検討・議論が長く続き」と書きましたが、島前に行くかどうかが大きな論点でした。紆余曲折を経てこの日に島前に行くことが決まりましたが、その決定自体には私はほとんど関与しませんでした(もちろん実習責任者としての最終判断はしました)。特に午後の活動については学生にほとんど任せていたので、何が起こるのか楽しみにしていました。

10時5分ごろに西ノ島町の別府港に入港。予約していたジャンボタクシーに乗り、最初の目的地へ。まだなんとか空は持ちこたえてくれています。山道に入り、牛や馬がふつうに道を歩いているのを見て、学生たちのテンション上がりまくり。そして到着したのは・・・・・・

摩天崖!! 今にも降ってきそう、ということで、絶景ポイントまでダッシュ! 高低差250メートルを超える断崖絶壁は圧巻の一言です。

スケジュールの都合上、慌ただしい摩天崖散策を終え、次の目的地、西ノ島町コミュニティ図書館いかあ屋へ。とても居心地がよく、またよく工夫された空間です。どこでもドアがあれば毎日でも通いたいぐらい。各自思い思いに過ごし、スタッフの方には学生の質問(&おしゃべり)に快く対応していただきました。

OKI

12時過ぎにいかあ屋をあとにし、いったん別府港周辺へ。雨脚が強くなってきました。各自昼食をとった後再集合し、13時20分発のフェリーどうぜんで菱浦港(海士町)へ。10分ちょっとで到着です。港から向かった先は、隠岐國学習センター。この訪問については完全に学生にお任せしていたので、私は単なる参加者。私自身、2019年3月以来の訪問だったのでとても楽しみにしていました。

センター勤務9年目という指導スタッフのTさんに学習センターの中をご案内いただきました。それぞれの場所・空間に意味があり、さまざまな工夫が凝らされていることがわかります。それぞれの部屋の意図や用途、学習センターに通ってくる生徒たちの様子、多様な生徒たちへの向き合い方・関わり方、隠岐島前高校との連携の実態、生徒の進路・キャリアビジョン、島前地域の教育魅力化の経緯と展望、他地域の「公営塾」と「公立塾」である隠岐國学習センターとの違いなど、学生たちからの幅広い質問に対して丁寧に回答していただきました。

雨の中、いったん菱浦港へ。船が出る時間まで、お土産を買ったりフェリーターミナルの2階で休息したり、のんびり過ごすことにしました。16時47分発の内航船いそかぜで別府港へ。乗り場から、昨年(2021年7月)にオープンしたEntôがよく見えました。別府港から17時15分発のフェリーしらしまに乗って島後(隠岐の島町)へと戻りました。

この日の総括です。振り返れば、事前ミーティング初期(6月上旬)において、島前に行きたいという希望が出されました。それを受けて私からは、

  • なぜ島前に行くのか、島前に行く意義は何か
  • 島前に行くのなら自分たちで主体的に動いてほしい

といったことを伝え(もう少しいろいろ言いましたがここでは割愛します)、いったんボールを投げ返しました。その後いろいろあって最終的に島前行きが決定したのですが、上記2点をある程度クリアした上での訪問であり、物足りなさは残ったかもしれませんが、良い機会になったと思います。わずか7時間程度の滞在では見聞きできることは限られます。今回の実習をきっかけにして、島前地域に関する学びや関わりをさらに深めていってくれればと思います。

今回の実習を通して、島前・島後双方の教育魅力化について(あるいは教育全般や地域について)学ぶことができました。大事なのは、相対化してとらえるということだと思います。海士町のキャッチフレーズは「ないものはない」ですが、島前にあって島後にないものはたくさんあります。特に教育魅力化の分野ではそのように見えてしまうかもしれません。しかし、島後にあって島前にないものもまたたくさんあり、先進地である島前にもさまざまな課題があります。そのことは、今回の実習を通して実感できたはずです。島前・島後で得た知見を相対化して比較検討し、教育魅力化とは何か、より良い教育とはどのようなものなのか、といったことについて探究していくことが重要だと思います。

実習最後の夜ということで、美味しいものを食べ、(ホテルの許可を得て)花火も楽しみました。次がいよいよ最終回。「隠岐実習2022 (7) 」に続きます。

隠岐実習2022 (5) ~第4日目(8/31)~

第4日目は「都万DAY」ということで、朝からバスに乗って都万地区へと向かいました。

まずは都万小学校へ。隠岐実習3回目にして初めての小学校訪問です。この日、3・4年生はプール学習のため町営プールに行くことになっており(学校にプールがないのです)、ちょうど入れ違いで出発するところでした。校舎内に入ると、私たちを歓迎するホワイトボードが(感謝)。

2校時が始まっていたため、まずは会議室にてH校長先生からお話を伺いました。10時15分に2校時が終わり15分間の中休み。子どもたちとふれあうチャンス! ということで、いったんヒアリングを中断し、子どもたちのもとへ。

3校時は授業見学をさせていただきました。1年生の教室では飛び入りで授業参加(担任の先生の作戦通り)。

複式学級の第5・6学年
特徴的なつくりの校舎

3校時終了後はまた会議室に戻り、ヒアリングを再開しました。12時ごろまで、都万地区におけるふるさと教育、幼小連携、離島での教育、複式学級・少人数教育などについて質疑応答や意見交換を行うことができました。

お昼からはすぐ近くにある都万中学校へ(ちなみに、今回訪問はかないませんでしたが都万保育所も隣接しています)。都万中学校には毎回お世話になっています。

W校長先生らに迎えていただき、校長室へ。2019年・2021年に引き続き、今回も授業実践(交流学習)の機会を与えていただきました。お弁当を食べた後、準備にとりかかります。生徒たちもこちらの動きが気になる様子。

いよいよ14時から授業開始。1~3年の全校生徒が対象です。中学校の先生方は(私も)基本的に何もしない(手伝わない)ということで、自分たちですべて進行していかなければなりません。まずは多目的ホールで自己紹介や趣旨説明を行った後、3教室に分かれてグループごとの活動が始まっていきました。

授業のねらい・流れ・具体的内容については、ここにはあえて書きません(学生たち自身の言葉でまとめてほしいので)。写真を通して、どのようなことを行ったのかイメージしていただければと思います。

最後はまた多目的ホールに集まり、まとめと生徒たちへのメッセージです。少し時間が余ったので、再度グループごとに分かれ、交流を通して気づいたこと・感じたことを大学生から生徒一人ひとりに伝えました。最後に記念撮影をして終了。W校長先生からは「これから社会に出ていく子どもたちにとって非常に意義のある授業だった」という言葉をいただき、「できれば継続的にこのような授業を行いたい」と言っていただきました。

代表の生徒からお礼の言葉をいただきました

この日はさらにもうひとつ予定があるため、16時20分ごろに学校を出発。タクシーに乗ろうとしたところ、校内のあちこちから生徒たちが集まってきてお見送りをしてくれました。また会いましょう!

中学校から5分ほどで海洋スポーツセンターに到着。そう、これからシーカヤックです! 今回も隠岐ジオパークツアーデスクのSさんにお世話になります。昨年度は洞窟ツアーを体験しましたが、今年はサンセットカヤックです。数日前の天気予報では雨予報で(なぜなら担当教員が雨男だから)、Sさんから代替プランの提案もいただいていましたが、学生パワーのおかげか、雨は降らず! どこまで行けるかわからないけれどとりあえず出発しましょう、ということで、カヤックに乗り込み海の中へ。

さすがにきれいな夕陽は見れませんでしたが、1時間半ほど、たっぷりとシーカヤックを楽しみました。ユネスコ世界ジオパークに認定されている雄大かつ独特な自然や地形を体感する機会となりました。(なお、今回波江は1人乗りで、全体的に置いていかれ気味でくじけそうなときもあったけど、私はげんきです。)

やはり海ごみがありました
SUPにも挑戦し、最終的には全員ずぶ濡れに(^^;)

もりだくさんな1日でした。総括すると、まずはこの隠岐実習にとって小学校訪問は新たなチャレンジでした。都万小学校は児童数56名の小さな学校で、今年度は5・6年が複式学級となっています。複式学級や少人数教育に関してはさまざまな考え方があり、必ずしもデメリットばかりではないという意見も多少なからずありました。そうした意見を聞き、また実際に授業を見学したり子どもたちと接したりして、どのように感じたのか、自身の考えに何か変化はあったのか、じっくり考えてみてほしいと思います。個人的には、ちょっと変わった校舎にも興味を持ちました。都万村時代に都万の木材をふんだんに使って建設されたのだろうと思います(町村合併後に大規模改修が行われたみたいですが)。

次に、今回も都万中学校で授業実践を行うことができました。直前ミーティング(8/26)の時点でも未完成だったため正直かなり心配していましたが、結果的にはとても良い授業(というか、「すてきな時間」)になりました。都万中学校の教育理念のひとつであり、また今回の授業のテーマでもあった「創造」について、授業づくりを通して自分たちも意識し、まっさらな状態から考え、まさに「0から1を生み出した」経験になったのではないでしょうか。実際の授業については、最初は思い通りに進まず苦労していたグループが多かったように見受けられました。内心ハラハラしながら見ていましたが、後半の追い込みがすごかった。最終的にどのグループも最終ゴールまでこぎつけたのは、生徒たちと向き合って粘り強く語りかけ、それに生徒たちも応えてくれたからだと思います。今回の授業実践・交流は、創造と対話のプロセスに大きな価値があったように思います。私も大いに学びました。

まだまだ続く「隠岐実習2022」レポート(長い・・・)。「隠岐実習2022 (6) 」に続きます。

隠岐実習2022 (4) ~第3日目(8/30)~

寝不足が懸念されますが、ともあれ3日目の朝を迎えました。隠岐実習では恒例となりました、隠岐高校の「隠岐ジオパーク研究中間発表会」の開催日です。8時過ぎに高校に到着し、発表会開始まで図書室にてプレゼンの最終確認などを行いました。

目が眠そう・・・

9時過ぎから発表会開始。隠岐ジオパーク研究に取り組んでいる2年生20チームがここまでの成果を発表します。3教室×7セット(2-1のみ6セット)の発表が同時進行で進んでいきます。学生たちは3教室に分散し、それぞれの発表に対して積極的に質問していました。

高校生20チームの発表がすべて終了した後、大学生によるプレゼンテーションの時間を設けていただきました。私たちは2人1組の3チームに分かれ、各教室でプレゼンに臨みました。3本とも、隠岐高生が取り組むPBL(Project/Problem Based Learning)を意識し、高校生にとって参考となるような内容・構成を考え、前日深夜? 当日朝? まで頑張って準備したものです。各プレゼンのタイトルは以下のとおりです。

  • 島留学持続のために(2-1で発表)
  • 医療的ケア児と隠岐(2-2で発表)
  • アフターコロナに向けた観光(2-3で発表)

私は3教室を巡回していたので発表および質疑応答の全体を通して見ることはできませんでしたが、どの発表も熱心に聞いていただき、中には予定の時間を大幅に超過して質疑応答が続いた教室もありました。授業担当者としてはこの一言に尽きます。「Good job!」

なお、10月13日(木)には、今度は隠岐高校のみなさん(20チームのうち6ないし7チーム)を関西学院大学西宮聖和キャンパスにお迎えし、「隠岐ジオパーク研究発表会」(ならびに関連イベント)を開催する予定です。これについてはまた追ってお知らせします!

12時過ぎに隠岐高校をあとにし、次の目的地へ向かうべく移動。ところが、ここで誤算(というか、波江の凡ミス)が生じ、とりあえずサンテラスに行って昼食をとりながら立て直しを図ることに。隠岐高プレゼンという大きな山を越え、全体的に疲れが見えたため、いったんホテルに戻って午後はゆっくり過ごすことにしました(結局翌日の準備をしていたような気もしますが・・・)。

午後の予定には狂いが生じましたが、この日は夕方にもうひとつアクティビティが。そう、それは・・・・・・ローソク島遊覧船! 15時過ぎに出航決定の通知がスマホに届き(出航可否や出航時刻等は当日にならないとわからないのです)、遊覧船の出入港地点である福浦港へと向かいました。

この日は17時20分に出港。以下、約1時間のクルージングを写真で少しだけおすそ分け。

岩を掘ってつくられた福浦トンネル

この日のハイライトはローソク島・・・ではなく、もちろん隠岐ジオパーク研究中間発表会への参加です。大学生によるプレゼンについては上で書いたとおりですが、学生たちにとっては隠岐高生が取り組む探究活動(隠岐ジオパーク研究)について本格的に知る機会にもなりました。例年よりもかかわりが少なく、その点が気がかりでしたが、限られた時間の中で、高校生と大学生がお互いに刺激を受け、また隠岐実習メンバーにとっては生徒の課題探究活動に「伴走」することのやりがいや難しさを感じるきっかけになったのではないでしょうか(そうなっているとうれしいです)。それこそ、「窓」があれば(第2日目のレポートを参照)、遠く離れていても「伴走」ができるのですが・・・。

2日目・3日目のハードな活動を乗り越え、学生たちの疲れはピークに達していました。私のアホなミスはほんとうに残念でしたが、実習全体としてはむしろ良い方向に転じたのかなと思います。この日はのぎのびハウスでのミーティングはお休みとし、夜はゆっくりと・・・・・・とはならない私たち(^^;) 実習後半のもうひとつの山を乗り越えるべく、この夜も検討や議論が続きました。

隠岐実習2022 (5) 」に続きます。