寝不足が懸念されますが、ともあれ3日目の朝を迎えました。隠岐実習では恒例となりました、隠岐高校の「隠岐ジオパーク研究中間発表会」の開催日です。8時過ぎに高校に到着し、発表会開始まで図書室にてプレゼンの最終確認などを行いました。
9時過ぎから発表会開始。隠岐ジオパーク研究に取り組んでいる2年生20チームがここまでの成果を発表します。3教室×7セット(2-1のみ6セット)の発表が同時進行で進んでいきます。学生たちは3教室に分散し、それぞれの発表に対して積極的に質問していました。
高校生20チームの発表がすべて終了した後、大学生によるプレゼンテーションの時間を設けていただきました。私たちは2人1組の3チームに分かれ、各教室でプレゼンに臨みました。3本とも、隠岐高生が取り組むPBL(Project/Problem Based Learning)を意識し、高校生にとって参考となるような内容・構成を考え、前日深夜? 当日朝? まで頑張って準備したものです。各プレゼンのタイトルは以下のとおりです。
- 島留学持続のために(2-1で発表)
- 医療的ケア児と隠岐(2-2で発表)
- アフターコロナに向けた観光(2-3で発表)
私は3教室を巡回していたので発表および質疑応答の全体を通して見ることはできませんでしたが、どの発表も熱心に聞いていただき、中には予定の時間を大幅に超過して質疑応答が続いた教室もありました。授業担当者としてはこの一言に尽きます。「Good job!」
なお、10月13日(木)には、今度は隠岐高校のみなさん(20チームのうち6ないし7チーム)を関西学院大学西宮聖和キャンパスにお迎えし、「隠岐ジオパーク研究発表会」(ならびに関連イベント)を開催する予定です。これについてはまた追ってお知らせします!
12時過ぎに隠岐高校をあとにし、次の目的地へ向かうべく移動。ところが、ここで誤算(というか、波江の凡ミス)が生じ、とりあえずサンテラスに行って昼食をとりながら立て直しを図ることに。隠岐高プレゼンという大きな山を越え、全体的に疲れが見えたため、いったんホテルに戻って午後はゆっくり過ごすことにしました(結局翌日の準備をしていたような気もしますが・・・)。
午後の予定には狂いが生じましたが、この日は夕方にもうひとつアクティビティが。そう、それは・・・・・・ローソク島遊覧船! 15時過ぎに出航決定の通知がスマホに届き(出航可否や出航時刻等は当日にならないとわからないのです)、遊覧船の出入港地点である福浦港へと向かいました。
この日は17時20分に出港。以下、約1時間のクルージングを写真で少しだけおすそ分け。
この日のハイライトはローソク島・・・ではなく、もちろん隠岐ジオパーク研究中間発表会への参加です。大学生によるプレゼンについては上で書いたとおりですが、学生たちにとっては隠岐高生が取り組む探究活動(隠岐ジオパーク研究)について本格的に知る機会にもなりました。例年よりもかかわりが少なく、その点が気がかりでしたが、限られた時間の中で、高校生と大学生がお互いに刺激を受け、また隠岐実習メンバーにとっては生徒の課題探究活動に「伴走」することのやりがいや難しさを感じるきっかけになったのではないでしょうか(そうなっているとうれしいです)。それこそ、「窓」があれば(第2日目のレポートを参照)、遠く離れていても「伴走」ができるのですが・・・。
2日目・3日目のハードな活動を乗り越え、学生たちの疲れはピークに達していました。私のアホなミスはほんとうに残念でしたが、実習全体としてはむしろ良い方向に転じたのかなと思います。この日はのぎのびハウスでのミーティングはお休みとし、夜はゆっくりと・・・・・・とはならない私たち(^^;) 実習後半のもうひとつの山を乗り越えるべく、この夜も検討や議論が続きました。
「隠岐実習2022 (5) 」に続きます。