隠岐実習2024 DAY3(8/26)

DAY1DAY2からの続きです。

この日は遅めのスタート。8時から朝食(今回の実習での朝食定刻参加率はダントツで過去最高!)。9時15分ごろにホテルを出発してポートプラザまで歩き、そこから路線バスに乗車。参加者が多いので、使える場面ではなるべく公共交通機関を利用しようという考えです。

9時45分ごろ、隠岐の島町役場に到着。今回もエントランスに歓迎の表示を出していただきました(感謝)。

毎回ありがとうございます

201会議室に入り、10時ごろから調査開始です。今回は、地域振興課からFさん・Fさん(あれ? って毎回書いているような・・・いつもいつもお世話になっておりますm(_ _)m)、商工観光課からMさん・Sさん、教育委員会からN先生・K先生(お二人は島根県教育庁隠岐教育事務所からの派遣指導主事・派遣社会教育主事)、Nさん・Sさんにご参加いただきました。

聞き取り調査・意見交換会開始の様子

隠岐の島町の概要についてご説明いただいた後、あらかじめ用意した調査内容に沿って質疑応答が進められました。前半は地域や観光について。商工観光課のお二人が絶妙のコンビネーションを発揮し、和やかな雰囲気の中で隠岐の島町の現状や最新の取り組み等について学ぶことができました。Mさんから「隠岐に来て感じたことをワンフレーズで」という問いかけがあり、学生たちの口からは名言(迷言?)も飛び出しました。

和やかな雰囲気

休憩を挟み、後半は教育について。やはり教育への興味関心は高く、隠岐の島町における教育の現状や特色、少人数教育、ふるさと教育等について次々と質問し、現職経験も豊富なN先生・K先生からの回答に耳を傾け、また活発な意見交換も行われました。

まだまだ話は続きそうでしたが、12時になり調査は終了。再集合時刻だけ決めて、それまで昼食と自由行動の時間としました。

13時半にサンテラスに再集合し、次の目的地へ出発です。ゆるやかな(?)上り坂を10分程度歩いていくと目の前に見えてきたのは・・・

めちゃ広いグラウンドを背景に記念撮影

隠岐高校! 隠岐高校は前の週から2学期が始まっており(20日~)、この日は午前中のみ授業。生徒たちが文化祭の準備などをしている中(といってもその様子は窺えません)、14時から、まずは先生方からのレクチャーと聞き取り調査です。

正門前でも記念撮影

最初に、今年度から隠岐高校に赴任されたI先生(前任地は出雲)から、「ジオ」「アントレ」「越境」をキーワードに隠岐高校のジオパーク研究・探究(地域課題解決型学習)や最近の動きについてご説明いただきました。

やや緊張気味(?)のI先生からのレクチャー

その後、先生方との質疑応答。今回も絶好調のY先生、東京での地域みらい留学説明会から戻ってきたばかりのW先生、そして主幹教諭のT先生にもご参加いただきました。そして、「」からNさんも! って、別にお名前を伏せなくてもいいですよね。昨年度まで隠岐高校で魅力化コーディネーターとして勤務し、今年度から出雲に拠点を移して活躍の場を広げている野邉みなもさんにもご登場いただき、まさにその場にいるような感じで学生からの質問に答えていただきました。

「窓」でつながるオキコー×みなもラボ

報告書等でまた詳述したいと思いますが、ここ最近の隠岐高校の加速ぶりには驚かされます。ジオパーク研究・探究を通して展開する生徒たちの幅広い探究活動にはワクワクしますし、三菱みらい育成財団の助成を受けて本格的に進めようとしているアントレプレナーシップ教育の話も個人的にはとても新鮮でした。そして何より、離島の小さな高校がどんどん「越境」していく様子を目の当たりにして、私自身の教育もアップデートしもっとチャレンジしていかなければという思いを強くしました。

どんな質問も鋭く打ち返すY先生
疲れも見せず熱く語ってくださるW先生

放課後の16時半になると、生徒たちが図書室にやって来ました。昨年度は2年生ジオパーク研究の授業(総合的な探究の時間)に参加させていただき生徒たちと交流しましたが、今回はスケジュールの都合上かなわなかったため、放課後のインタビュー調査を依頼したところご快諾いただきました。今年度の2年生ジオパーク研究の14チームから1名ずつ、計12名(2名は当日欠席)が集まってくれました。(以下、写真掲載の承諾はいただいており、写真にはぼかし処理を施しています)

インタビューの趣旨説明

アイスブレイクの後、前半はジオパーク研究について。現地実習に先立ち、学生たちは2年生ジオパーク研究中間発表(7月10日開催)の動画と発表資料を視聴して各チームの研究内容を把握し、分担してフィードバックコメントを作成しました。それをふまえてこの日に臨み、7月以降の研究の進捗状況を説明してもらったり大学生の視点からの助言を伝えたりして交流を深めていきました。最初は緊張もあったかと思いますが、あっという間に打ち解けた雰囲気に。

生徒のみなさんはとても協力的

後半は高校生活や今後のキャリア、島のことなど、ざっくばらんに。おじさんたち(私&Y先生)はちょっと離れたところから温かく見守っていたので具体的にどんな話をしていたかはわかりませんが、とても良い時間が流れていたのはたしかです。話は尽きないまま、気がつけば下校時間(18時半)が近づき、インタビューをお開きにすることに。遅い時間までご協力いただいた先生方と生徒のみなさん、ほんとうにありがとうございました!

「交流」「探究」「越境」の場である図書室にて

ということで、実習前半が終了。後半(DAY4)へ続く。