いよいよ実習最終日、このシリーズも最終回です。これまでの内容は、履修者募集から事前学習まで、第1日目、第2日目、第3日目、第4日目、第5日目をご覧ください。
実習最終日といっても、この日は「各自フィールドワーク」(という名の自由行動)です。男子学生3名は隠岐酒造に行きました。お目当てのお酒を無事購入し、試飲もさせてもらったそうです。(私は同行していないので写真はありません)
残りの学生5名は「おまかせプラン」とのことだったので、私が思いつくままに歩きました。西郷港フェリーターミナル~2本のトンネル~西郷東大橋~古いトンネル~中町~西町(愛の橋商店街)~京見屋分店に立ち寄り~かっぱ公園~八尾川沿い、と歩いて、サンテラスまで。
サンテラスにあるSun’s Garden Cafeで昼食です。まったり過ごしていると、ハンダイジンチリのK林先生と学生さんたちも入ってきました。空港周辺も散策したいので、ジャンボタクシーを利用して直接空港まで行くことにしました。
空港周辺や空港のある岬地区はお気に入りの場所で、天気が良ければ半日でものんびり過ごせます。実習前半の天気はなんだったんだというぐらいの青空の下、西郷岬灯台までの散歩を楽しみました。
この日(8/31)は、伊丹-隠岐間を夏季(8月)限定で就航するボーイング737-800の運航最終日です(8月以外はエンブラエルE170が運航)。空港ではセレモニーが行われていました。
15:30ごろ、無事伊丹空港に到着しました。いくつか連絡事項を伝えて「解散!」のはずが、まさかのサプライズが。
さて、実習初年度の反省や検証は今後きちんと行いますが(というか、報告書作成などが残っているので、まだ「教育課題探究実習」は終わっていませんが)、現時点での振り返りを簡単にしておきたいと思います。
まず、全員ほとんど体調を崩すことなく実習内容をほぼ予定通り消化し、無事に伊丹空港まで帰ってこれたことは何より良かったです。約一週間の実習の責任者になるのは初めてのことで、責任とプレッシャーを感じていましたが、ビギナーズ・ラックじゃないかというぐらい順調だったと思います。
一方、今回はすべてうまい具合に好転しましたが、やはり天候不順等によるリスクは付きものだと感じました。現地の方々のご厚意もあって天候不良の中でも有意義な活動を行うことができましたが、もしそれがなかったとき、うまくリカバリーできたかどうかは検証の余地があると思います。
また、初年度なので当然なのかもしれませんが、準備は正直大変でした。実習責任者がいろいろと準備をするのは当たり前ではありますが、お膳立てしすぎたかなあと思う部分もあります。実習科目、とりわけ、学生の主体的な取組・活動を求める課題探究・課題解決型の実習として、教員がどこまで手出しし、どこまで学生に任せるのか、そのバランス感覚が難しいと感じています。そのあたり、私自身の課題としてもっと追究していきたいと思います。
他にもいろいろありますが、来年度もこの「教育課題探究実習」が実施されるかどうかは現時点では何ともいえないので、これぐらいにしておきます。私自身は続けたいと思っていますが、来年度履修者ゼロかもしれませんし・・・。
本実習を今年度実施できたのは、これまでお世話になってきた多くの方々とのつながりや皆さまのご協力があってこそだとつくづく感じました。今回実習期間中にお会いした方々はもちろんのこと、残念ながらお目にかかる機会がなかった方々も含めて、皆さまにあらためて心よりお礼申し上げます。ありがとうございました!