2019年度「人文地理学」学外巡検を実施しました

はじめに

2019年5月25日(土)、授業の一環として大阪府茨木市で巡検を実施しました。巡検の概要についてはこちらのページをお読みください。今年度は午前の回と午後の回の2回実施し(昨年度のような1日3回実施という無茶はしませんでした笑)、それぞれ19名と11名の参加がありました(履修者は64名)。当日は快晴で良かったですが、5月とは思えないぐらい暑かった・・・。暑さ対策と休憩に気を配りながら、午前・午後とも3時間近くのコースを無事完歩することができました。参加したみなさん、おつかれさまでした!

巡検の様子は、#茨木巡検2019を付けてインスタグラムに投稿しています。「Instagram#茨木巡検2019」のページをのぞいてみてください。

巡検の内容自体は、昨年度と大きく変わってはいません。昨年度の様子については、以下のリンク先をご覧ください。というわけで、本レポートでは、特に昨年度との違いに焦点を当てて報告していきたいと思います。

(参考)昨年度の巡検レポート

茨木巡検を実施しました(その1その2その3その4

GPSのログから見る巡検ルート

いつものGPSロガー(HOLUX M-241)に加え、今回はiPadに入れた「スーパー地形」でもログを取りました。今昔マップ3カシミール3Dのスーパー地形、Google Earthを利用して、今回のログを見てみましょう。以下、画像・写真はクリックすると大きくなります。

今昔マップ3+HOLUX M-241のログ。色の区別がないのでわかりにくいですが、午前と午後のログを重ねています。
スーパー地形でGPSログをとって表示。全体的にトラックデータが乱れ気味なのが気になります。もう少し設定調整が必要でしょうか。
Google Earth+HOLUX M241のログ。特に北側に注目です。

商店街

今年度は商店街で過ごす時間を少しだけ増やしました。ほんとうは商店街の中をくまなく調査してみたいですが・・・。写真は、メインルートの商店街(茨木阪急本通商店街)から脇道に入ったところにある茨木中央銀座商店街で、意外と面白いお店が揃っています。

茨木中央銀座商店街。
かくれがカフェ。

地震の影響

昨年(2018年)の6月18日(月)朝、大阪北部を震源とする地震が発生し、茨木市も震度6弱の大きな揺れに見舞われました。それから1年近くが経過し、平穏な日常が戻っているようにも見えますが、まだところどころに地震の爪痕や地震に伴う変化が見られます。写真はそのほんの一部です。

昨年度の巡検では、古い町家を利用したペットショップを見ることができましたが、それが解体されていました。
地震によって倒壊した茨木神社の塀は、ほぼ元通りに戻っていました。

伏見屋さんと公園

今年度の巡検では、田中の丸またを通り抜けたところにあるおとうふの伏見屋さんにお邪魔しました。事前にお伝えしてはいなかったのですが、快くご対応いただきました。ここに記して心よりお礼申し上げます。写真を撮り忘れてしまったのが痛恨です・・・。ここで豆腐ドーナツや豆乳プリン、わらび餅などを購入し、近くの公園(元茨木川緑地児童遊園)で休憩しました。

休憩中の様子を良い感じで撮れました。
ブランコ楽し~!(大学3年生)

アマゾン+ヤマト

松下町のパナソニック工場跡地にできたヤマト運輸の関西ゲートウェイは昨年度も確認しましたが、その後、アマゾンの茨木FC(フルフィルメントセンター)も完成しました! ただ、以下の写真、実は下見のときに撮ったものです。当日はあまりの暑さに、遠回りして建物正面を見にいくのを断念したのでした。

アマゾン茨木FC! 中に入ってみたい!
手前がヤマト運輸関西ゲートウェイ、奥がアマゾン茨木FC。ただただ広い。
曲線美。
都市型保育園ポポラー大阪茨木園。ヤマトが開設したのかなと思いましたが、違う企業なのですね。

安威川・茨木川・西河原公園

この巡検の重要テーマのひとつが、安威川と茨木川の流路変更・河川改修についてたどるというものです。安威川と茨木川の合流ポイント、昨年度は行きそびれたのですが、今回はちゃんと行きました!(ただし記念の集合写真は撮らず)

安威川(左)と茨木川(右)が合流!
今年も滑りました(西河原公園の滑り台)。
これも滑り台(西河原公園)。市内の公園の遊具が新しい(画一的な)ものに入れ替わっていく中、ここは個性的な遊具が残っていてうれしくなります。

そしてゴールへ

今年度もJR総持寺駅がゴールでした(ただし、私も含め多くの参加者はその後阪急総持寺駅までエクストラ巡検・・・)。JR総持寺駅では開業当初からアートプロジェクトを展開しており、昨年度とは異なるアート作品が展示されていました。

JR総持寺駅。2018年3月開業なのでまだまだ新しい。
現在のテーマは「イメージの扉」。
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