「隠岐実習2021~1日目~」からの続きです。
2日目は8時30分に宿を出発し、都万方面へ。海を眺めているうちに思いのほか早くこの日最初の目的地に到着しました。
2年前の隠岐実習でも、都万中学校には大変お世話になりました。今回も、W校長先生をはじめとする学校の皆様にご理解・ご了承いただき、2コマ(2・3時間目、ただし45分×2の短縮授業)を使って学生たちが企画した授業を実践させていただくことになりました。
出席者は1年生13名、2年生7名の計20名。多目的ホールを使っての授業です。あらかじめ生徒たちには5グループに分かれてもらい、各グループに大学生が2名ずつ付くかたちにしました。9時35分、授業開始。挨拶の後、関西学院の紹介、グループ内での自己紹介、アイスブレイクと進行していきました。
今回の授業のメインは「人生すごろく」。マス目に「小学校の頃の将来の夢」「うれしかったこと」「苦手なこと」「理想の将来」などと書かれており、サイコロを振って進んだ先のマス目に書かれていることについて発表するという内容です。いきなりすごろくを始めるのではなく、各マス目に書かれたテーマについて考え、ワークシートに答えを記入していくという時間をとりました。中には考えにくい、なかなか答えが出にくいテーマも含まれており、大学生と話し合う様子がみられました。
休憩を挟んで、いよいよ人生すごろくスタート。順番にサイコロを振り、止まったマス目のテーマについて発表しつつ付箋に答えを記入し、そのマス目に貼っていきます。サイコロが非常に「1」が出やすい仕様で(笑)、なかなか前に進みません。でもその分、たくさんの付箋がすごろくの紙に貼られ、それぞれのテーマや答えをきっかけとして中学生と大学生との交流が活発になっていきました。
最後にKさんが振り返りとまとめを行い、授業は終了。中学生たちはすぐに4時間目の授業に移るはずだったのですが、名残惜しそうに話を続けたり大学生に抱きついたりする様子が強く印象に残りました。
都万地区を散策したい気持ちもありましたが、次の予定があるため、12時に都万中学校を出発。サンテラスで昼食をとることにしました。しばし休憩した後、13時過ぎに次の目的地を目指して出発。15分ほど歩き、島根県立隠岐高等学校に到着!(写真撮るの忘れた・・・)
S校長先生によるご挨拶の後、せっかくの機会ということで、3年生の隠岐ジオパーク探究の授業を見学させていただきました。
会議室に戻り、数年来お世話になっているY先生から、隠岐高校におけるキャリア探究やその中に位置づけられる隠岐ジオパーク研究、さらには隠岐高校が置かれている現状や今後の展望など、多岐にわたる刺激的な話をしていただきました。その後の質疑応答でも、学生たちからの質問に対して丁寧に答えていただきました。
もっともっと意見交換をしたかったところでしたが、この日はタイトなスケジュールゆえ、14時半過ぎに隠岐高校を出発し、次の目的地へ。島を縦断する道路を北上して向かった先は・・・布施支所!(ここでも写真撮り忘れ・・・)
布施支所にも2年前の実習で大変お世話になりました。前回と打って変わって(^^;)、今回は穏やかな天気です。今回も旧布施村議会の議場を使い、T支所長、S氏、そして地域おこし協力隊のK氏にご参加いただき、聞き取り調査を実施しました。
16時過ぎに支所を出て、支所周辺をご案内いただきながら浄土ヶ浦を目指しました。浄土ヶ浦へ向かう途中に音楽が聞こえてきたので目を向けると、NPO法人らとこんたによる移動販売車が来ていました(営業しているのを見るのは初めてでした)。
夕方になって少し風が強まっていましたが、今回は傘をささずに記念撮影をすることができました。
そんなわけで、この日は、訪問先が3か所、そして西郷地区→都万地区→西郷地区→布施地区→西郷地区と非常に移動距離の長い1日でした。さすがに疲れているだろうと思い、この日は夕食後のミーティングはなしとしました。
長い1日ゆえ、とても長い記事になってしまいました(^^;) では、続きは「隠岐実習2021~3日目~」へ。