2日目から本格的な実習開始。まずは島根県教育庁隠岐教育事務所を訪問。学校教育スタッフ企画幹のO氏にご対応いただきました。2時間近くにわたって、教育行政(隠岐教育事務所の業務等)、島根県全体や隠岐地域の教育に関する課題とそれに対する対応や改善への取り組み、幼児教育・幼小連携、子どもたちの進学状況、社会教育など、幅広いテーマについて質疑応答が行われました。
11時少し前に隠岐教育事務所を後にし、西町にある京見屋分店さんに向かいました。ご夫妻が温かく迎えてくださり、しばし滞在。お店のSNSで紹介されていた隠岐Tシャツを発見し、学生たちに紹介したところ、なぜか全員買うということになり(いや、私が仕向けたような気も・・・)、7着購入(在庫僅少にしてしまいスミマセン)。このTシャツは、隠岐実習2022レポートのどこかで登場します!
午後はまず隠岐の島町役場本庁へ。入口から入ると、1階ロビーのモニターに何やら表示が・・・。まったく想定していなかったのでうれしかったです。ありがとうございます!
13時からヒアリング開始。最初に地域振興課長のU氏からご挨拶をいただいた後、前半は教育関係についてお話を伺いました。町教育委員会からI氏・K氏・M氏の3名にご参加いただき、隠岐ならではの教育、ふるさと教育、複式学級、ICT教育などに関する質問にお答えいただきました。後半は、商工観光課のM氏から観光関係について、またS氏からは特定地域づくり事業についてご説明いただきました。そして、地域振興課のF氏にはファシリテータを務めていただいたほか、実習全体を通して大変お世話になりました!
15時少し前に隠岐の島町役場を出発し、徒歩で島根県立隠岐高校へと向かいました。Y先生と高校魅力化コーディネーターのN氏にご対応いただき、隠岐高校が参加している地域みらい留学(しまね留学)・地域みらい留学365の取り組みや、生徒たちが取り組む探究学習(隠岐ジオパーク研究など)について質疑応答や意見交換が行われました。Y先生とN氏は島前地域における教育魅力化にも詳しく、島前と島後の教育魅力化の違いやそれぞれの特色についても話が及びました。
話が一区切りついた後、この日のもうひとつの目的を叶えるべく、ご協力をお願いしました。この図書室には、「どこでもドア」から発想を得て開発されたSONYの「窓」という装置が設置されています。「窓」を通して自然な感じで遠隔会話ができるというものです。私は何度か見たことがあったものの、実際に使ったことはありませんでした。隠岐ジオパーク推進機構事務局にご協力いただき、しばらく「窓」越しの会話を体験することができました。・・・聖和キャンパスにもあるといいなあ(どこかに向かってつぶやく)。
この日を総括すると、慣れないヒアリングを3箇所で行い、学生たちにとってはけっこうハードだったのではないかと思います。しかしながら、結果的には教育について多角的に学ぶ1日となり、たとえば「教育魅力化」というテーマひとつとっても、立場や視点が異なれば見え方・捉え方や実際の取り組みに大きな差異が生じることを知る機会になったのではないでしょうか。
この日も夕食後にのぎのびハウスに行き、夜のミーティングを開始。翌日にプレゼンテーションを控えており、チームごとに内容修正やプレゼン練習などを進めます。機器トラブルの発生もあってホテルに戻ってからも作業を続けることになり、夜が更けていったのでありました・・・。
「隠岐実習2022 (4) 」に続きます。