徳島県上勝町調査(2023年2月9~10日)

このサイト、隠岐とゼミのことしか書いてないような気がする・・・。ということで、たまには(というか、もっとこまめに)他のこともアップしたいと思います。

2023年2月9日(木)~10日(金)、徳島県上勝町に行ってきました。上勝町訪問は2回目(前回は2020年2月下旬)。前回訪問時はまだ建設中だった上勝町ゼロ・ウェイストセンターを見学・体験することが今回の目的です。

今回、往路はあえて路線バスを利用しました。12:30に徳島駅前を出発し、1時間10分かけて終点の横瀬西(勝浦町)に到着。

乗ってきた徳島バスが停まっています。手前に見えるのが町営バスの待合所。

上勝町町営バスの出発時刻まで1時間あるので、しばしバス停周辺を散策。14:45、私ひとりを乗せた町営バスは上勝町へ向けて出発。

上勝町の町営バス

上勝町内に入った後、上勝小学校や診療所などを巡回してから幹線道路へ。15:10ごろ、ついに目的地に到着。

上勝町ゼロ・ウェイストセンター

ゼロ・ウェイストアクションホテル “HOTEL WHY” に宿泊するため、まずはセンター内のくるくるショップにてチェックインの手続き。くるくるショップはリユースの拠点であり、町民が持ち寄った不用品が並んでいます。

くるくるショップ

ホテルの利用方法や滞在中の体験活動などについて説明を受けます。自らの手で必要な分だけ石鹸を切り取ったり、コーヒーやお茶っ葉(上勝阿波晩茶)も必要分だけ容器に入れてもらったり、すでにここから「ゼロ・ウェイスト」体験は始まっています。

ホテル棟

部屋に荷物を置いた後、センターの見学へ。この日は高専の学生やどこかの地方自治体の一行、大学生グループなどが視察・見学に訪れていました。この施設は上から見ると「?」の形になっており、ニョロの部分(?)にごみ分別所やストックヤード、くるくるショップ、交流スペースが配置されており、「・」の部分がホテル棟になっています。

左手がごみ分別所、奥がストックヤード、右手にくるくるショップがあります
廃材の建具やドアが巧みに組み合わさった外観が印象的

16時半過ぎにホテル宿泊者向けのガイドツアー “STUDY WHY” 開始。スタッフの方にご案内いただきながらセンター内を見学しました。約30分間の予定でしたが、スタッフやもう1人の参加者と話が弾み、1時間以上にわたって色々教えていただいたり意見を交わしたりしました。

紙類の分別スペース
45分別(以上)ということで、分別用の容器が所狭しと並んでいます
ストックヤードに保管されているプラスチック製容器包装
五月人形が廃棄されていました。古民家にあったもので、移住者の方が扱いに困って持ち込んだものとのこと。
夕方のくるくるショップ
くるくるショップの床には引き取り手のなかった食器類が再利用されています

HOTEL WHYでは夕食の提供がなく、また周辺にお店はまったくないため、夜は月ヶ谷温泉 月の宿さん(前回はここに泊まりました)が提供している送迎つき夕食プランを利用しました。美味しいものをいただきましたが写真は載せません(^^)

20時過ぎにホテルに戻りました。辺りはもう真っ暗。ウェブサイト等には「簡易宿泊施設」という断り書きがありますが、なんのなんの、とてもすばらしいお部屋です。翌朝まで快適に過ごしました。

たくさん写真を撮りましたが1枚だけ

2日目はあいにくの雨。8時半過ぎにスタッフの方が朝食の入ったお弁当を届けてくださいました。

届けていただいた朝食

10時からごみ分別体験。部屋にはあらかじめごみを分別するかごが置かれており、宿泊中に出たごみを6分別します。スタッフのサポートを受けながら、前日見学したごみ分別所で実際にごみを捨てていきます(朝はどうしても鼻水が出るので、「どうしても燃やさなければならないもの」が多くなってしまいました・・・)。

ホテルの部屋に用意されているごみ分別かご

上勝町では生ごみはすべて各家庭でコンポスト化されているため、センターでは生ごみは回収していません。ホテルから出た生ごみは、ごみ分別所とは別の場所の一角に設置されているキエーロコンポストに投入します。残念ながら、雨だったので写真が撮れませんでした・・・。

10時半にチェックアウト。復路は上勝町有償ボランティアタクシーを利用して徳島駅へ(50分ほどで到着)。道中、運転を担当してくださった方からいろんなお話をうかがいました。もっと長く滞在したかったのですが、それはまたの機会に。

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