今年度始まった第1期波江ゼミ。主たるゼミ活動のひとつとして地域調査を掲げています。今回はその途中経過を報告します。
なぜ途中経過かといいますと、やはりコロナの影響でありまして・・・。
写真は7月上旬のゼミの様子。紆余曲折があって(それは割愛)、地域調査の対象地域がようやく決まり、チームごとに作戦会議をしているところです。もうすぐ春学期ゼミが終わるというのに(笑)。この時点では現地に行って調査をする気満々でした。
その対象地域は、二転三転あった結果、兵庫県三田市に落ち着きました。昔話は控えますが、約20年前(!)、私が学部生のときに初めて本格的な地域調査を経験したのが三田市だったのでした。事前打ち合わせのためにそれこそ20年ぶりに三田駅に降り立ちましたが、何も覚えていない(^^;) ともあれ、巡り巡ってまた三田市で地域調査をすることになるとは何かの縁だと思います。この縁は大切にしたいものです。
地域調査はあくまでもゼミ生主体の活動なので、調査テーマや訪問先などは自分たちで決めてもらいます。興味関心が近い者どうしでチームを組んだ結果、①地方創生×教育チーム、②地域活性化チーム、③森林・竹林環境、ごみ問題、都市問題チーム(長い・・・)、④SDGsチームの4チームに分かれて活動することになりました。ゼミ全体の活動とチームごとの活動の二本立てで着々と計画を進めていたのですが・・・。
新型コロナの第5波が猛威をふるい、9月に入っても一向に感染者が減らない状況を受け、ゼミ全体としての現地調査は延期せざるを得ないと判断しました。三田市役所の訪問も予定していましたが、窓口となってくださったHさんに調整していただき、オンラインミーティングに切り替えることに。
ということで、9月7日(火)の9:30から、三田市役所とのZoomミーティングを実施しました。まず前半は、全体レクチャーとして市の概要や総合計画、学生のまちづくり事業などについてご説明いただきました。
後半は二手に分かれ、チームごとに聞き取り調査を行いました。なお、機器の不具合やZoomが突然固まるといったトラブルがあり、ちょっとバタバタしてしまいました(^^;)
当日は、若者のまちづくり課、政策課、健やか育成課、里山のまちづくり課、環境創造課、クリーンセンターと、幅広い部署、ならびに多くの方々にご協力いただきました。心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
9月9日(木)は、地域活性化チームと地方創生×教育チームが三田市役所への聞き取り調査を行いました。この日は基本的に学生に任せたので、写真はありません。
9月11日(土)は森林・竹林環境、ごみ問題、都市問題チームが現地で調査をするということで(感染防止対策を徹底した上での少人数の現地調査は可としました)、私も同行しました。午前中は(10:00~)、三田駅前の商店街に残る町家をリノベーションしたこみんか学生拠点(関学生が運営)にゼロ・ウェイスト・ジャパンの奥野光久さんを招いてお話を伺い、意見交換も行いました。
午後は、三田駅から徒歩10分ほどのところにある農地(耕作放棄地に手を入れた場所)や竹林を見学しました。竹林整備などを手がけている「草源舎」代表の廣谷さんにお越しいただき、お話を伺ったり竹林整備の現場をご案内いただいたりしました。
なお、この日は地域活性化チームもフラワータウン(北摂三田ニュータウンの一部)で巡検を行っていたはずです(同行できていないので写真はありません)。
今後もチームごとに調査を進め、その成果をもとに報告書を作成します。また、11月下旬か12月上旬にはゼミ全体での現地調査ができればいいなあと考えています。最終的には、1冊の「第1期波江ゼミ地域調査報告書」を完成させたいと思います。
ということで、To be continued…