2020年度「教育課題探究実習(隠岐実習)」の延期について

2019年度に引き続き、2020年度も実施を予定していた「教育課題探究実習(隠岐実習)」ですが、昨今の情勢を鑑み、履修者の募集は当面延期することに決定しました。今後の方針については、慎重に社会情勢の推移を注視しながら検討し、然るべき時期に教学Web(関学教育学部生向け)や本サイト、SNSなどを通じてまたお知らせしたいと考えています。(2019年度の「教育課題探究実習」についてはこちらをご参照ください。)

++++++++++

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、大阪・兵庫に緊急事態宣言が出された今、何よりもこれまでお世話になってきた隠岐の方々にご迷惑はかけられない、万が一にもウイルスを持ち込むことがあってはならない、というのが今回の判断に至った一番の理由です。昨年度と同様、今月中に「第2期生」を募集して始動するというのはとても無理と判断しました。一方で、感染症が終息していることが前提ではありますが、秋以降に実習を行う可能性を残すため、現時点では「延期」とした次第です。

お世話になっている隠岐のみなさまには、ご期待に添うことができない、また、ご迷惑をおかけしてしまう面もあり、申し訳なく思っております。私自身も当面隠岐に行くことはできませんが、オンライン上でつながりながら、今後も隠岐の教育や地域課題について考え、協働していきたいと考えております。詳細についてはまた個別に連絡させていただきます。引き続きご理解・ご協力を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。

今年度の「教育課題探究実習(隠岐実習)」を楽しみにしてくれていた教育学部生(どれくらいいるのかわかりませんが・・・)、また、ラーニング・アシスタントとして引き続きかかわってくれることになっていた昨年度の「第1期生」に対しても、申し訳ない気持ちでいっぱいです。この苦しい時間を乗り越え、またみんなと隠岐に行ける日が来ることを願っています!

2020年度のポスター。大々的に掲示する予定だったのですが・・・(T_T)

関西学院大学教育学部着任のご挨拶

私こと波江彰彦は、2020年4月1日付けで、関西学院大学教育学部に准教授として着任いたします。

・・・私の近況を知る人からは「すでに着任してるじゃないか」と盛大なツッコミが入りそうですが。

簡単に説明しますと、私はこれまで3年間は任期付助教でしたので、1年ごとに契約更新(4回まで更新可)という立場でした。ですので、単に助教から准教授へ昇任ということではなく、2019年度契約満了→2020年度新任ということになります(たぶん)。つまり、4年目の新任、そして、3年ぶり二度目の新任です(笑)。

ということで、勤務先(西宮聖和キャンパス)も、研究室も、メールアドレスなども、これまでと変わりません。担当科目も変わりません(というか増えます・・・)。3年間慣れ親しんできた場所でこれからも仕事を続けられることはうれしい限りであり、また深く感謝しています。

新型コロナウイルス感染症が全世界に拡大し、日本そして世界の情勢は日々刻々と変化し、私たちの日常も一変してしまいました。これまでのやり方・過ごし方が通用しない現実に直面し、未来を予測できない今、大学の一員として、一研究者・一教育者として、そして一個人として何ができるのか、何をすべきなのかをあらためて見つめ直し、これまで以上に力を尽くしていきたいと決意を新たにしています。

関学に来てからの3年間(あるいはその前の阪大時代から)、教育・研究等の活動を通じて多くの方々とかかわることができ、またいろいろとお世話になりました。これまでのご縁とご助力に感謝するとともに、今後とも引き続きご指導・ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。そして、これからの新しいチャレンジを通じて、また多くの方々と出会い協働していければと願っております。

++++++++++++++++++++

さて、こんな感じで初々しく(?)着任エントリを書いてきましたが、実質的には4年目の教員であり、誰も私のことを新任とは思っておらず(笑)、2020年度は科目代表を2つと学部内委員会の主任を1つ担当します。春学期開始の繰り下げに加え、ここにきて感染症拡大の深刻度が増してきたこともあって、この一週間ほど授業計画の再調整や、オリエンテーションや教育実習事前指導の進め方の変更などに追われ、新任者という気分はまったくありません (^^;) 。正直ちょっとテンパっていますが、なんとか乗り切っていきたいと思います。

最後にお知らせ。関学の広報誌『KG TODAY』の新任教職員紹介に、私もやや場違いな(?)、空気読んでない(?)感じで載りますので、関学関係者はもしよろしければご笑覧ください。

「隠岐ジオパーク研究成果発表会」を開催します(2019年10月15日(火)9:00~12:00)

2019年10月15日(火)9時から、関西学院大学西宮聖和キャンパスのリプラ(2号館1階)において、島根県立隠岐高等学校の生徒による「隠岐ジオパーク研究成果発表会」を開催します。

隠岐高校が立地する隠岐の島町は、ユネスコ世界ジオパークに認定された地域で豊かな地域資源を有する一方、人口流出や少子高齢化など離島地域としての課題も抱えています。隠岐高校の生徒が取り組む「隠岐ジオパーク研究」は、地域のヒト・モノ・コトについて知り、地域資源を活かしながら地域が抱える課題を解決しようとする学習活動(PBL: Project-Based Learning)です。

今回の研究成果発表会は、2年生の関西研修旅行(修学旅行)の一環として実施されます。1年生の秋からチームで取り組んできた研究の成果を大学や企業で発表し、ディスカッションを行います。関西学院大学には4チーム、22名の生徒が来学し、地域資源を活用したイベント開催、郷土食、ウルトラマラソンとのコラボレーション、持続可能な地域づくりに関するプロジェクトついて発表します。

また、この発表会では「教育課題探究実習(隠岐実習)」もコラボします。実習3日目報告でも書きましたが、この実習では隠岐ジオパーク研究の中間報告に対しコメントやアドバイスを送り、8月28日に実施された最終中間発表会に参加して生徒たちの発表を聞き、彼/彼女たちとディスカッションも行いました。今度はお迎えする立場として、生徒たちが力を十分に発揮できる舞台を整えたいと思います。また発表会当日は、私と学生からも 「教育課題探究実習(隠岐実習)」 の成果について報告するポスターを展示する予定です。

高校×大学。離島×都会。西宮聖和キャンパスのラーニングコモンズ、リプラにおける今回の発表会は、多種多様な人びとが刺激を与え合う学びと交流の場となることが期待されます。高校生にとっては、自分たちの思いや考えを発信し、幅広い考え方や価値観に接し、自分のキャリアや、ひいては島の未来まで考えることにつながる機会となるはずです。一方、大学生や一般参加者にとっても、高校生が投げかける多かれ少なかれ普遍性をもつ課題についてともに探究し、アイディアを出し合い、教育や地域の未来について考える機会となるでしょう。学部や大学内外にかかわらず、多くの方々のご参加をお待ちしております。

どなたでもお気軽にお越しください!
カテゴリー: news

2019年度「地理学地域文化学特殊講義1」ごみ処理施設見学

関西学院大学文学部の2019年度春学期開講科目「地理学地域文化学特殊講義1」の一環としてごみ処理施設の見学を実施します。このページは随時更新されます。

更新履歴

  • 9時30分以降に到着した人は、そのまま見学者用入口へ向かい施設内に入ってください。受付で関学生であることを伝え、指示に従ってください。(2019/6/2)
  • 「現地までの交通手段」に追記しました。(2019/5/30)
  • 本ページを公開。(2019/5/23)

実施場所(見学先)

豊中市伊丹市クリーンランド(〒561-0806 大阪府豊中市原田西町2番1号)

実施日時

2019年6月2日(日)10時~12時ごろ

集合場所

現地集合。入口を間違えやすいので気をつけてください。下の写真の案内板がある入口から入ってください。当日、私は早めに待機して誘導しますが、私より早く着いた人は入口すぐの広場で待っていてください。雨天のときは、見学者用入口から施設内に入ってもよいと思います。

現地までの交通手段

原則として公共交通機関を利用してください。ルート・所要時間については各自で調べてください。参考までに、阪急宝塚線・曽根駅からは徒歩約30分です(下見した際に歩きました)。

(5/30追記)自転車については、駐輪するスペースはありますので特に問題ありません(ただ、ないとは思いますが、十数台も大挙して来られるとちょっと困るかも)。

持参物

  • 【必携】学生証、保険証、筆記用具、メモ帳、カメラ(写真が撮れればスマホ等でも可)。
  • 【あるとよいもの】クリップボード(メモ記入などに便利)。駅から歩いてくる人は特に、当日の天候に合わせて帽子・飲料・雨具・上着などを適宜用意してください。

重要事項(必読)

  • 遅刻厳禁。事前に遅刻することがわかっている場合は早めにお知らせください。施設側に伝えておきます。
  • 当日は説明してくださるスタッフの方の指示に従って行動してください。
  • 途中離脱は基本的に認めません(不参加扱い)。どうしても、という場合は要相談。
  • 歩きやすい服装・靴で参加してください。屋内とはいえ、それなりの距離を歩きます。
  • 体調が悪いときは無理をせず欠席してください。また、見学の途中で体調が悪くなったときはすぐに申し出てください。
  • 当日やむをえない理由でどうしても遅れる場合、その他緊急の連絡がある場合は、授業中にお知らせした緊急連絡先に連絡してください。施設側にはけっして電話をかけないでください。

荒天等の場合の対応と連絡方法について

屋内での見学ですので、基本的には実施します。ただし、気象警報が発令されるほどの荒天や災 害発生等の理由により見学の実施が難しい場合、できるだけ早く判断し、LUNA を利用してお知ら せメールを一斉送信します。また、このページにも掲載します。なお、繰り返しになりますが、施設に電話をかけて確認するのは多大な迷惑になりますので、けっしてしないでください。

評価について

見学記録を後日提出してもらいます。見学記録用紙は当日配付します。これは平常レポートの一部として評価します。また、見学参加は平常点に加味されます。

欠席者に対する代替措置について

欠席者に対する代わりの課題については、6 月6 日(木)の授業でお知らせする予定です。

カテゴリー: news