DAY3に引き続き、この日も内容盛りだくさんでした。
この日は少し遅めのスタート。ホテルの車で送っていただき(感謝)、9時40分ごろに隠岐高校に到着。2日連続の訪問です。
この日は2~4校時に「総合的な探究の時間(総合探究)」が設定されており(通常時間割では水曜4・5校時とのこと)、2年生の授業(探究活動)に参加させていただきました。広々とした総合実践室(初めて入りました)でチームごとの話し合いや活動が始まっています。
隠岐高校では1・2年の総合探究において、ユネスコ世界ジオパークに認定されている地域の資源や課題に着目する地域課題解決型の探究活動である「ジオパーク研究」が実施されています。これまでの隠岐実習でも現地での(あるいはオンラインでの)中間発表会に参加したり、西宮聖和キャンパスにご来学いただき「隠岐ジオパーク研究発表会」を開催したりするなど、連携を深めてきました。しかし今回は、発表会ではなく、生徒たちのチーム活動に直接かかわらせてもらうという、これまでにない機会でした。
今年度の2年生ジオパーク研究は14チームに分かれており、7月19日(水)に中間発表会が行われました。学生たちは事前にその動画を視聴した上でこの日に臨みました。まずは自分が担当したチーム(1人につき2チーム担当)に入り、高校生たちの話に耳を傾け、議論や交流を深めていきます。
高校生たちはずっと座って話し合いをしているわけではなく、フィールドワークに出かけたり、アポ取りの電話をかけたり、PCルームで作業をしたりと活発に動いていきます。学生たちも各チームを巡回し、高校生と一緒に案を考えたりアドバイスを送ったりしていました。
12時40分に4校時終了。学校を退出し、坂を下りてサンテラスへ。14時過ぎまで昼食と休憩です。(波江だけ、別の仕事のため一足先に隠岐の島町役場へ。)
サンテラスから役場までは、田んぼの中の道を歩いて10分ほど。この日2つ目のプログラムは役場でのヒアリング調査です。
14時30分、役場3Fの会議室においてヒアリング調査開始。事前にお送りした質問内容をふまえ、今回は隠岐の島町教育委員会からO氏とM氏、役場商工観光課からI氏、そして毎度お世話になっている地域振興課のF氏とF氏(あれ?😲)にご参加いただきました。地域振興課のU課長によるご挨拶の後、隠岐の島町の概要についてのレクチャーがあり、その後質疑応答に移りました。
「時間を意識してほしい」と事前に伝えておいたこともあって、教育・観光・地域の各テーマごとに、原則として質問は1人1つずつという形式で進行。ちょっとちぐはぐした場面もありましたが、前日の都万中学校での給食で受けたカルチャーショックの話で盛り上がるなど、終始和やかな雰囲気で進んでいきました。ただし、やはり時間が足りず、質問しそびれた項目があったことは心残りです。
16時半過ぎ、役場を出発して(環境課のO氏に車を出していただきました🙇)、再び隠岐高校へ。2日にわたり、何度も私たちを受け入れてくださりほんとうに感謝です!
放課後に再訪問した目的は、生徒たちへのインタビュー。学生たちが強く希望していた企画であり、企画内容を何度も見直し、高校側のご協力もあって実現したものです。17時少し前に図書室に入ると、午前中に出会った2年生たちもいて、再会を喜んでくれました。
2チームに分かれてインタビュースタート。1チーム目の対象は「2年生ジオパーク研究の特定チームのメンバー」&「島生まれ島育ちの子」であり(当初は前者と後者でチームを分ける予定でした)、もう1つのチームは「島留学生(地域みらい留学生)」が対象です。それぞれの対象にあわせた質問から、他愛のない雑談まで、放課後ならではの自由な時間の中で話が大いに盛り上がっていました。
インタビュー実施中に、すぐ近くのテーブルで炊飯器が登場しておにぎり作りが始まり、おにぎりを食べに男子生徒たちが集まってきて(バスケットボール部員とのこと)、その生徒たちもインタビューに参入してくるなど、予期せぬ展開もあってとても面白い時間・空間でした。話が尽きるはずもなく、あっという間に下校時間の18時半に。隠岐高校に関する解像度・理解度がぐぐぐっと高まった2日間でした。
DAY5に続きます。