「Profile」と「Education」のページを2022年度版に更新しました。担当科目や非常勤先に少し変動があったぐらいで、大きな変化はありません。2022年度もどうぞよろしくお願いいたします。
ResearchとProfileを更新
アカデミックデイに参加しました(波江ゼミ活動報告)
2021年11月13日(土)、波江ゼミとして「アカデミックデイ」というイベントに参加しました。1か月半後のレポートになってしまいましたが(すみません・・・)、前後のことも含めて簡単に振り返っておきたいと思います。
まずはチラシをご覧ください(クリックすると拡大表示されます)。
アカデミックデイとは、2017年度に関西学院大学西宮聖和キャンパスで始まった子ども参加のワークショップイベント(子どもたちの学びのお祭り)です。今年度は、開催可否や実施形態をめぐって二転三転しましたが、11月に対面開催することができました(3月にも開催予定)。
ゼミ始動時の作戦会議の中で、大学祭で企画(あるいは模擬店)をやりたいという意見が出され、いろいろ巡り巡った末、今回のアカデミックデイに参加することになったのでした。
10月頃から準備を本格化し、11月9日(火)のゼミの時間に会場のリプラ1Fメインステージを使ってリハーサルを行いました。結果的にかなりタイトなスケジュールになってしまいましたが(今回の大きな反省点)、なんとか形になり、開催当日を迎えました。
企画タイトルは「ごみの呼吸~再生の型~」。そう、あの大人気マンガから発想を得ています。このタイトル、チラシの紹介文、そして企画内容は、コアメンバーのWさん・Tさん・Mさんを中心にゼミ生が考えました。
では、写真とともに当日の様子を振り返りましょう。ワークショップは13時30分からの回と15時30分からの回の2回実施しました(写真は両方からピックアップしています)。
開始前です。早めに来た子どもたちは、用意していたおもちゃ(おもちゃとえほんのへやから貸していただきました)で遊んでいました。
ワークショップ開始。ごみ柱のかたけんじろう(右)とペト柱のねもいつ(左)が進行役です。2人が着ている法被は、色違いの既製品にビニールテープを貼って加工しました(後半にも別の2バージョンが登場します)。
同じグループになった子どもたちと大学生のお兄さんお姉さんが、お互いに自己紹介をしています。
自己紹介が終わったところで、アイスブレイク。どんな内容なのかな?
さあ、いよいよメインであるカードゲームの説明です。このカードゲームは一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパンが販売しているごみゼロゲームからヒントを得て考案したものです。カードも手作りしました(聖和キャンパス事務室の皆様にもご協力いただきましたm(_ _)m )。
このゲームでは、出されたお題(ごみ)について、自分たちならどうするかを考えます。たとえば、お菓子の空箱をペン立てに「リメイク」することを考えたなら、「リメイク」のカードを提示して自分たちのアイディアを発表します。それがみんなに認められたら、「リメイク」カードに書かれているポイントをゲットすることができます。他に「リユース」「リサイクル」などのカードもあり、ポイントはそれぞれ異なります。最終的に、最も多くのポイントを得たグループが優勝です。
「リメイク」「リサイクル」といった言葉は未就学児~小学校低学年の子どもたちにとっては難しいので、それをいかに子どもたちにもわかる表現にし、カードデザインに反映させるかが、今回の準備の大きなポイントでした。
中にはとてもよく考えられたアイディアもあって感心しました。また、子どもたちはゲームの趣旨をよく理解していて、他のグループとは違うカードを提示し、少しでも多くのポイントをゲットしようと頑張っていました。
3巡したところでゲームは終了。両方の回とも僅差の争いでした。
これで終わりと思いきや、進行役の2人とは違う法被を着た2人が登場。3Rに関するクイズを2問出しました。2問目は引っかけ問題(?)だったので、答えが発表されると盛り上がっていました。最後に、今回のワークショップを通して考えてほしいことを子どもたちに伝えました。
伝令役のTさんカラスによる「一件落着!」をもって、約1時間のワークショップは終了!
2回のワークショップ終了後、リフレクション(振り返り)を行い、「うまくできたこと、うまくできなかったこと」、「今回の活動をどう活かしたいか?」、「今後、身につけたいことは何か?」といったテーマについて考え、またお互いの考えを共有しました。
アカデミックデイ報告会
ついでに、12月7日(火)の昼休み(12:50~13:10)に実施したアカデミックデイ報告会の様子も紹介します。リプラでの発表をZoomでも同時配信し、多くの方々に聞いていただきました。
隠岐実習2021~4日目~
1日目、2日目、3日目と来て、いよいよ「隠岐実習2021」レポートの最終回です。
・・・といっても、この日は実習最終日かつ日曜日ということで、基本的に自由行動としました。ですので、報告することはあまりありません(^^;)
当日(11月7日)は、第73回全隠岐駅伝競走大会の開催日でした。私が滞在したホテルには、大会に出場する知夫中学校のみなさんが宿泊していました。残念ながら、駅伝の応援には行けませんでしたが・・・。
私はとあるミッションがあったため9時頃にはホテルをチェックアウトし(私の日記みたいになってきた)、隠岐ジオゲートウェイ1階の観光協会で電動自転車を借り、寄り道をしつつ、とある場所を目指しました。
10時少し前、隠岐の島町役場に到着し、ミッションコンプリート。・・・いや、のぎのびハウスの鍵を返却しにきただけです(^^;)
さて、もう「西町GO!!」が始まってるぞ、ということで、西町商店街へ向かいます。このイベントのことは、今回の実習で大変お世話になったFNKさんから教えていただきました。これまたいつもお世話になっている京見屋分店さんに到着すると、何人かの学生がすでに来ていました。 「西町GO!!」 の当日の様子については、京見屋分店さんのブログをどうぞ(学生も写り込んでますね)。
そんなこんなで、14時に(話飛びすぎ)隠岐ポートプラザ1階に全員集合し、空港連絡バスに乗って隠岐空港へ。そうそう、初日のレポートで書き忘れましたが、空港がリニューアルされ、売店の位置が変わったり待合スペースが少し広くなったりしていました。しかし、この日はけっこう混雑しているように感じられました。それもそのはず、なんと、この日の伊丹便は満席! ということで、手続きに時間がかかってしまい、飛行機に乗る直前の写真は撮りそびれました・・・。
定刻よりやや遅れ、15時過ぎに隠岐空港を離陸。フライトは順調に進み、15時50分頃に伊丹空港に到着。2年前とほぼ同じ場所(?)で記念撮影をし、その場で解散としました。
ということで、コロナ禍の影響を受けて一時は実施が危ぶまれた現地実習でしたが、無事に終了することができました。実習の総括や反省についてはまた別の場で書くとして、今回の実習実施にあたり、大変お世話になった隠岐の皆様、ご理解・ご助力いただいた大学の皆様、事前ミーティングでサポートしてくれた2年前のメンバーたち、そして今回参加してくれた学生たちに心からの感謝を伝え、「隠岐実習2021」レポートを閉じたいと思います。
ほんとうにありがとうございました!
隠岐実習2021~3日目~
11月6日(土)、3日目も8時30分に宿を出発。雲は多めながら、青空も見えていて一安心。というのも、2年前はできなかったシーカヤック洞窟ツアーがこの日のメインプログラムだからです。
まずは、この日お世話になる隠岐ジオパークツアーデスクの事務所がある塩の浜へ向かいます。都万タクシーの運転手さんと話していると、「こっち(都万)は朝雨が降っちょった」と嫌な情報が(笑)。たしかに都万方面はどんよりしているし、道路も少し濡れている・・・。
9時前に塩の浜に到着。隠岐ジオパークツアーデスクのSさん・Mさんへの挨拶もそこそこに、実施の可否について確認したところ、OKとのお返事(ほっ)。書類記入、着替えなどを済ませ、シーカヤック洞窟ツアー出発地の小津久(おづく)海岸へ向けて再び出発です。
10分ほどで小津久海岸に到着。ライフジャケットを着け、パドルの動かし方について一通り説明を受けました。そして、みんなで協力してカヤックを運びます。
いよいよ海の中へ。練習を始めたところで無情の雨(笑)。しかも、けっこう本降り。ただ、風はそれほど強くなく、波も穏やかということで、行けるところまで行きましょう、と、洞窟を目指してGO!
カヤックは2人1組で協力しながら漕いでいきます。別のカヤックとぶつかりそうになったり(というか、ぶつかったり)、真っ直ぐ進まずに右往左往したり・・・(私はガイドのMさんと同乗だったので、ずいぶんと楽をさせていただきました)。
遥か昔の火山活動の痕跡である爆裂火口壁や特徴的な岩石が目の前に迫り、とても迫力があります。私はいちおう(?)地理学の人間ですが、自然地理は勉強不足であるため、ガイドのMさんのお話はとても参考になりました。そうこうしているうちに、いよいよ洞窟へ。
洞窟を抜けた先が、観光パンフレットやSNSなどでも取り上げられている大屋のワンド(湾戸)です。また、神話の伝説が残る場でもあります(この方面も勉強しなければ)。言われたとおりパドルをぱしゃぱしゃしてみると、海水の色が青く変化して、不思議な感じでした。
出発してから1時間以上が過ぎ、そろそろ小津久海岸へと引き返します。Sさん・Mさんから教えていただくまでまったく気づきませんでしたが、すぐには回収できない海ごみ(漁具と思われ、引っ張っても取れない)が大屋のワンド内にありました。また、つかみ損ねてしまいましたが、海外から流れてきたと思われるお菓子のパッケージが漂流しているのを発見しました。2日目に行った浄土ヶ浦でもそうでしたが、やはり海ごみ(海岸漂着ごみ)は大きな問題です。
実習期間を通して良い天気に恵まれた中、唯一の例外だったシーカヤック洞窟ツアーでしたが(^^;)、ユネスコ世界ジオパークに認定されている雄大な自然を体感しながら多くのことを学ぶことができ、とても貴重な機会となりました。
塩の浜をあとにし、いったん宿に戻ることにしました。約1時間半のシーカヤックはやはり疲れたようで、帰路のタクシー車内は静か・・・。ということで、次の集合時刻は14時半とし、それまではゆっくり過ごしてもらうことにしました。
14時半、西郷港フェリーターミナルに集合し、新しくできた隠岐ジオゲートウェイの1階を見て回った後、2階へ。ここには、隠岐ユネスコ世界ジオパークの学習・展示施設である隠岐自然館があります(2年前の実習のときは隠岐ポートプラザ2階にありましたが、隠岐ジオゲートウェイのオープンとともに移設されました)。ゆったりと展示を見て回りました。
フェリーターミナルの売店やあんき市場でお土産を買い、ちょっと休憩を挟んでから、この日の夕食へ。詳細は省きますが、大学生の食欲の本気を目の当たりにしました・・・。
2年前のような大々的な打ち上げは今回できませんが、実習最後の夜ということで、夕食後場所を移動して、ノンアルコールのささやかな打ち上げを行うことにしました。場所は、築100年以上の古民家を改修したのぎのびハウス。写真を撮り忘れたので(痛恨・・・)、代わりに7月に行ったときの写真を・・・。
正直、打ち上げはあまり盛り上がりませんでしたが(笑)、まったりといろいろな話をする時間も悪くはなかったのではないかと思います(何を話していたのかあまり覚えていませんが・・・)。
ということで、長かった3日目も終了。いよいよ次が最終回、「隠岐実習2021~4日目~」へ。