波江ゼミの紹介(2021年度)

ゼミ選択の時期がやってきました。これまでも断片的にゼミ活動を紹介してきましたが、あらためてこれまでの活動(といっても半年程度ですが)やゼミの特色などについてこのページにまとめておきたいと思います。

ゼミの研究内容や演習の進め方などについては、『2022年度 教育学研究演習 選択案内』の冊子を参照してください。ただ、これに書いた内容は、全方向的というか、かなり「盛って」ます(^^;) もう少しリアルな内容を、ということで、以下では、春学期の実際の様子を紹介したいと思います。

春学期のゼミの様子

立ち上げの時期については、第1期波江ゼミ始動に書きました。

その後、第5回~第7回は、ゼミ生全員に研究テーマと文献の紹介をしてもらいました。1人10分間(発表6分、質疑応答4分)で進めていったのですが、それでも授業2.5回分ぐらいかかってしまいました(^^;) 要改善ですね。

第8回は「健全で健康的な親睦会」! 以下の写真は、私が持ち込んだ「ごみゼロゲーム」に興じている(というか、かなり真剣になっている?)様子です。

(一部ぼかしをかけています)

第9回以降は、地域調査の実施に向けて議論と準備を進めていきました。対象地域の候補も4案ぐらい出され、プレゼン大会の結果、いったんはO県W町に決まったのですが・・・。その後いろいろあって対象地域が兵庫県三田市に変わり、コロナの感染拡大もあってゼミ全体での現地調査は延期になって・・・ということは、2021年度波江ゼミ地域調査(1)で書いたとおりです。

あやしい・・・

突然現れた不審者(?)。6月29日のゼミの一コマですが、いったい何をやっているのでしょうか・・・(わかった人はかなり鋭い)。

さて、気を取り直して、時間的には少し遡りますが、春学期のわりと早い段階から、西宮聖和キャンパスの大学祭に出展(出店)しようという話が出ていました。以下の写真は、テーマについて話し合っている様子です。まだ情報が公開されていないようなので、詳細については後日お知らせしますが、11月13日(土)に波江ゼミとして学祭に参加する予定です!

春学期の拠点、333教室にて

秋学期ゼミの予定

・・・という感じで、春学期の14回のゼミはあっという間に過ぎ、夏休み中もいろいろとやることがあって忙しく(主に波江が/ゼミ生たちもインターンシップやら何やらで忙しかったようです)、そうこうしているうちに秋学期を迎えました。これを書いている時点で、秋学期のゼミはまだ1回目が終わったところですが、今後の予定としては、①地域調査を進め、最終的に地域調査報告書を完成させる、②学祭参加、③個人研究の深化、卒業研究の土台づくり、④3年生ゼミ研究報告会(学期末)、⑤懇親会(コロナがおさまれば・・・)、といったことを考えています。

現時点でのゼミ生の研究テーマ

今後また変わっていくと思いますが、現時点での大まかなテーマとして、地方創生×○○(教育、大学etc)、学校と地域の関わり、地域活性化、SDGs、食品ロス、環境教育、竹材の活用、森林・里山の保全、都市計画、都市交通(順不同)といったものが挙がっています。

・・・と、いろいろ紹介してきましたが

以上は、あくまでも今年度の波江ゼミの内容・テーマです。私の中には「ゼミはゼミ生がつくるもの」という思いがあり、メンバーが変われば当然ゼミも変わるだろうと考えています。なんでもかんでもできるわけではありませんが(うちのゼミでは歌わないし料理しないし生き物は飼わないし心理学実験はできない、今のところは)、私がなんとかカバーできる範囲であれば、基本的にはゼミではやりたいことをやってもらいたいと思っています。

波江ゼミに興味がある方は

ぜひお気軽にゼミ活動をのぞきに来てください。火曜5限、秋学期は627教室でゼミをやっています。何のおもてなしもできませんが(笑)、ゼミ生たちもあたたかく迎えてくれると思います。また、ゼミに関して質問などありましたら、いつでも遠慮なくお知らせください。研究室に来ていただいてもよいですし、メール等でもかまいません。教育学部事務室経由で問い合わせをすることも可能です。

うちのゼミを志望する/しないに関係なく、最適なゼミ選択のための情報提供は惜しみませんので、ゼミ見学やお問い合わせなど、お待ちしています!

2021年度波江ゼミ地域調査(1)

今年度始まった第1期波江ゼミ。主たるゼミ活動のひとつとして地域調査を掲げています。今回はその途中経過を報告します。

なぜ途中経過かといいますと、やはりコロナの影響でありまして・・・。

(クリックすると大きく表示されます)

写真は7月上旬のゼミの様子。紆余曲折があって(それは割愛)、地域調査の対象地域がようやく決まり、チームごとに作戦会議をしているところです。もうすぐ春学期ゼミが終わるというのに(笑)。この時点では現地に行って調査をする気満々でした。

その対象地域は、二転三転あった結果、兵庫県三田市に落ち着きました。昔話は控えますが、約20年前(!)、私が学部生のときに初めて本格的な地域調査を経験したのが三田市だったのでした。事前打ち合わせのためにそれこそ20年ぶりに三田駅に降り立ちましたが、何も覚えていない(^^;) ともあれ、巡り巡ってまた三田市で地域調査をすることになるとは何かの縁だと思います。この縁は大切にしたいものです。

地域調査はあくまでもゼミ生主体の活動なので、調査テーマや訪問先などは自分たちで決めてもらいます。興味関心が近い者どうしでチームを組んだ結果、①地方創生×教育チーム、②地域活性化チーム、③森林・竹林環境、ごみ問題、都市問題チーム(長い・・・)、④SDGsチームの4チームに分かれて活動することになりました。ゼミ全体の活動とチームごとの活動の二本立てで着々と計画を進めていたのですが・・・。

新型コロナの第5波が猛威をふるい、9月に入っても一向に感染者が減らない状況を受け、ゼミ全体としての現地調査は延期せざるを得ないと判断しました。三田市役所の訪問も予定していましたが、窓口となってくださったHさんに調整していただき、オンラインミーティングに切り替えることに。

ということで、9月7日(火)の9:30から、三田市役所とのZoomミーティングを実施しました。まず前半は、全体レクチャーとして市の概要や総合計画、学生のまちづくり事業などについてご説明いただきました。

自己紹介の様子
全体レクチャーの様子

後半は二手に分かれ、チームごとに聞き取り調査を行いました。なお、機器の不具合やZoomが突然固まるといったトラブルがあり、ちょっとバタバタしてしまいました(^^;)

チームごとの調査(その1)
チームごとの調査(その2)

当日は、若者のまちづくり課、政策課、健やか育成課、里山のまちづくり課、環境創造課、クリーンセンターと、幅広い部署、ならびに多くの方々にご協力いただきました。心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

9月9日(木)は、地域活性化チームと地方創生×教育チームが三田市役所への聞き取り調査を行いました。この日は基本的に学生に任せたので、写真はありません。

9月11日(土)は森林・竹林環境、ごみ問題、都市問題チームが現地で調査をするということで(感染防止対策を徹底した上での少人数の現地調査は可としました)、私も同行しました。午前中は(10:00~)、三田駅前の商店街に残る町家をリノベーションしたこみんか学生拠点(関学生が運営)にゼロ・ウェイスト・ジャパンの奥野光久さんを招いてお話を伺い、意見交換も行いました。

こみんか学生拠点
奥野さんとのミーティングの様子

午後は、三田駅から徒歩10分ほどのところにある農地(耕作放棄地に手を入れた場所)や竹林を見学しました。竹林整備などを手がけている「草源舎」代表の廣谷さんにお越しいただき、お話を伺ったり竹林整備の現場をご案内いただいたりしました。

整備対象の竹林
竹を焼いて作った竹炭を見ている(袋の中)
間伐した竹と木で作ったベンチ

なお、この日は地域活性化チームもフラワータウン(北摂三田ニュータウンの一部)で巡検を行っていたはずです(同行できていないので写真はありません)。

今後もチームごとに調査を進め、その成果をもとに報告書を作成します。また、11月下旬か12月上旬にはゼミ全体での現地調査ができればいいなあと考えています。最終的には、1冊の「第1期波江ゼミ地域調査報告書」を完成させたいと思います。

ということで、To be continued…

隠岐ジオパーク研究中間発表会(オンライン)に参加しました(2021年8月25日)

2021年8月25日(水)に開催された島根県立隠岐高等学校の「隠岐ジオパーク研究中間発表会」にオンライン参加しました。関西学院大学教育学部から参加したのは、私と、今年度の「教育課題探究実習(隠岐)」履修者10名です。

・・・って、今年度の隠岐実習について、まだ何も書いていないのですが、それは近日中にってことで。

発表会の様子等については、隠岐高校のサイトFacebookにアップされていますので、そちらをご覧いただくとして、以下では関学側の様子について報告します。

後述するように、今回、私たちのプレゼンテーションも予定されていたということもあり、どのようなかたちでオンライン参加するかを考えました。各自が自宅等から、というのも当然考えましたが、リモートでの共同発表というのはけっこう大変です(実際、リハーサルではまごつく場面もみられました)。学生たちの希望も聞き、大学の教室を借りてオンライン参加環境をつくることにしました。

発表会は、隠岐高校の3教室を使って3本の発表が同時に行われます(3教室×5セット=15本の発表)。ということで、こちらも3教室を用意し、以下の写真のように、スクリーンにZoomの画面を映すようにしました。こちらの様子と声は、Meeting Owlを通じて高校側に届けられます。

(クリックすると大きく表示されます)

Zoomを出入りするのではなく、私たちが教室間を移動することによって、担当するチームの発表(あるいは見たい発表)を見ることができます。個人的には、あたかも現地で発表会に参加しているような感覚が(少しだけ)ありました。

さて、今回、私たちも発表するという機会をいただきました。ざっくりいえば、Y先生からの「高校生たちに、研究ってどういうものか、というものを見せて(見せつけて?)ほしい」というご提案に対し、「それ良いですね!」と私が乗ったのでした。いわば無茶振りされた学生たちは最初困惑していましたが、ともあれ、この日に向けて発表の準備を進めてきました。3チームの発表タイトルは以下のとおりです。

  • 地域と連携した探究活動についての事例から学ぶ
  • 隠岐のPBL アカデミア
  • 大学における研究紹介(3人それぞれの研究テーマを紹介)

高校生たちや先生方の反応を見たり直接質問やコメントをいただいたりすることがかなわなかったのは残念ですが、今回の発表を通じて、ある程度の達成感と多くの課題を得たのではないかと思います。貴重な時間を割いて発表の機会を用意してくださったことに対し、心よりお礼申し上げます。

ひとまず、今回はこんなところで。To be continued…

リプラ Short Activityに登場しました!

2021年6月15日(火)12:50~13:10、第37回のリプラ Short Activityを担当しました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

しかし、バタバタした発表になってしまいました(目の前に先生方が並んでいたことにもやや動揺)。痛恨のミスは、今回のために作成した動画を、おそらくZoom参加者に共有できていませんでした。リプラでも、持ち込んだスピーカーから音が出ず・・・。事前にテストしたのですが、結果的には不十分でした。申し訳なく思っています。

ということで、お見せできるような出来でもないのですが、ここにこそっと載せておきます。

第1期波江ゼミ始動

2021年4月、第1期波江ゼミが始動しました。第1期生は、幼児教育コース1名、初等教育コース3名、教育科学コース11名の計15名。コースに偏りはありますが、一人ひとり個性的で、多種多様な興味関心をもつメンバー構成となりました。

初回のゼミ(2021年4月13日)はあいにくの雨ということで、教室内で記念撮影(ぼかしを入れています)。

第2回から使用することになった教室。古い世界地図が貼られていました。

第2回は、親睦を兼ねた(?)ミニ巡検。キャンパス周辺、波江的にはベタなルートを歩きました。波江ゼミ、またの名を「歩くゼミ」。と言われるように、これからもどんどん歩いていきましょう。

第3回はおとなしく(?)、真面目に(?)ゼミの作戦会議。波江ゼミでやりたいことがどんどん出てきてわくわくするとともに、ゼミ教員としては今後の舵取りをうまくやっていかなければなりません。

前任校時代も含め、ゼミを持つのは今回が初めてです。・・・いや、実は波江ゼミ0期生がいるのですが(^^;)(参考)。まだまだ手探りですが、徐々に波江ゼミの活動を本格化し、個人の学びとゼミ全体の学びの両方を充実させていければと思います。

作戦会議の中で、波江ゼミのサイトやSNSを開設するという話も出ましたが、このサイトの中でも「波江ゼミ」のタグをつけて定期的に活動報告をしていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。